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宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド 感想

宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド

(C) 2018 東映ビデオ・東映AG・東映 (C) 2017 テレビ朝日・東映AG・東映

待ってました!スペース・スクワッドの続編!キュウスペこと「宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド」!…と言いつつ、キュウレンジャーメインがメインという情報とタイミングもあり、劇場に行けず今更の視聴となった今作。久々にスペース・スクワッドを観なおしたこともあり、劇場に観に行けば良かった!というのが素直な感想です。致命的なネタバレをしない程度の感想です。

ヴィランズが魅力的

公開前からメディアで話題になっていましたが、今作では過去のスーパー戦隊シリーズの敵であるメレ、バスコ・タ・ジョロキア、エスケイプ、腑破十臓が復活します。しかも「はいはい再生怪人再生怪人」なんて扱いではないのが、良いところ。

生き返らせたのは、宇宙忍デモスト。世界忍者戦ジライヤに登場した敵の2代目になります。僕が初代デモストに出会ったのは、3歳の頃。先代のジライヤが洞窟に封印?するモノクロのシーンや、頭が飛ぶシーンに恐怖を覚えたのは良い思い出です。話が逸れましたが、そんなデモストがデザインも新たに復活し、今回の事件を引き起こします。

さて、復活した4人の扱い、ご覧になった方はどう思われましたか?個人的には満足しています。4人とも「なんか生き返ったけど、長く続くものではない」と、理解していたのか?不思議な余裕を感じました。メレは少しだけ操られてしまいますが、1番美味しい役どころだったと思います。本当に「メレさま最高かよ」と思うこと間違いなしなので、獣拳戦隊ゲキレンジャーファンの方は必見です。

もちろん新たな仲間も魅力的

デモストも2代目ですが、ジライヤも2代目になっていましたね。今回は変身前の状態は出てきませんでしたが、戸隠流36代目正統 天城闘真(あまきとうま)という名前が公開されていました。35代目の山地闘破が手裏剣戦隊ニンニンジャーに出てきた際は、独身っぽかった事もあり、襲名の経緯が気になるところ。

ジライヤが使う磁光真空剣も宇宙刑事のレーザーブレードのようにレーザー刀になるのですが、これを使えるのは宇宙人の子孫である闘破だけという設定があります。それもあって?2代目の磁光真空剣は炎に包まれる演出になっていました。こういう部分に作品への愛を感じますね。

待ってました十文字撃

彼が宇宙刑事ギャバンとして活躍するようになり早数年。正直、もっと露出を増やして欲しい!というのが本音です。無骨な戦い方の中で見せる「かかと落とし!」とか、個人的に大好きです。今回はスペース・スクワッドのキャプテンとして、最初から頼り甲斐のあるポジションだったのも好印象。キュウレンジャーと共闘経験があったからこその台詞なんかも見どころではないでしょうか?

同じく2代目宇宙刑事シャイダーこと烏丸舟も相変わらず良いキャラしてます。一見チャラく見えて実は…なところが凄く好きです。2代目宇宙刑事シャリバンこと日向快も含めた3人が揃ってほしいところですが、演じられた三浦力さんが役者を引退されたこともあり、今後も厳しそうですね。

また、今回は出番がありませんでしたが、紅牙も演者の原幹恵さんが芸能活動を休止されたということもあり、今後が心配です。彼女は元宇宙刑事という設定もあり、深掘りされそうな気がしていたので、本当に残念でなりません。

メインのキュウレンジャーは

良くも悪くもいつも通りな印象でした。今回、ハミィの裏切り?が原因で彼女を信じるラッキー派と、とりあえず捕らえて鎮静化を図るツルギ派に2分することになった彼等。

4年後の設定とはいえ、ハミィを含め、とりあえず仲間同士で相談しろよ!と思わずにはいられませんでした。なんか彼等の絆ってなんなの?という展開は少し不満が残ります(マーベルっぽいことをやりたかったことは理解しているつもりですが)。結末もキュウレンジャーらしいなと思いました。

まとめ

なんか最後は不満がある感じになりましたが、決してキュウレンジャーが嫌いな訳ではありません。今作も含め、純粋に楽しめました!また、今作はスペース・スクワッド的には1.5的な位置付けとのこと。事件解決後に邪教団 幻魔空界に新たな動きがあることや、次にどんなヒーローがスペース・スクワッドに必要なのか?が、描かれています。レスキューヒーローといえば???スペース・スクワッド2に期待が膨らむばかりです。前作も含めて一気に観るとテンションが上がりますよ。